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家族が亡くなったら  その4

2014年9月8日 By 高峰博文

我が人生に一片の悔い無し今日は、家族が病院でに亡くなってしまった場合のお話です。

「地獄の沙汰も金次第」という言葉があります。

今日の話は「都市伝説」のひとつとして読んでください。

人が亡くなることは、自然の摂理・・誰にも避けようもなく・・・こればかりは誰にもどうすることができません。


私の父も病院で亡くなりましたが、徐々に弱っていく父がもうすぐ亡くなることはわかっていました。

この

「父がもうすぐ亡くなってしまうことがわかっていた」

という事実は、残された家族にとっては、ある意味でとても幸いなことでした。


死ぬことの準備

「父がもうすぐ死んでしまう」・・この事実は家族としては辛いものがありましたが、今日はそこらへんはちょっと横に置いといて・・・

おそらく「自分が死ぬ」ことは、理解しているようで本質的には理解はしていないと思います。

「北斗の拳」の羅王(ラオウ)のように、

「我が人生に一片の悔いなし」

と叫びながら死んでいく自信は、反省すべきことの多い人生ゆえに既にありませんが、そういうこともこともちょっと横に置いておきます。

ここでいう「死ぬことの準備」とは、死んでいく人ではなく、残された家族が準備しておくべきことをさしています。

少なくとも、私の父のように病気で徐々に弱っていくのを看ていると、「父が死ぬ」という事実を一日一日積み重ねることができたので、例えば事故でいきなりいなくなってしまうような場合に比べると、それなりの心の準備をすることができたのではないかと思います。

まぁ、だからといって家族を失う悲しみが減るわけでも薄れるわけでもないにしてもです。

それと、この「準備期間をとることができた」という事実は、現実問題としてとても大切なことがあります。

葬儀

人が亡くなったら、お葬式を行い故人の冥福を祈り、故人を偲び、残された私たちは葬儀をつうじて生きていることの意味を考えることとなります。



さて・・・

家族が入院中に、病院から急な呼び出しがあった場合、おそらく覚悟が必要です。

急いで病院へと向かいますが、運が悪ければ家族の最後に間に合わないかもしれません。

病院で亡くなった場合には、お医者さんが死亡を確認します。

その後に、看護師さんがご遺体の処置を行いますが、それらに要する時間は、長くても小一時間程度でしょうか・・



ここまでは、前振りです。


ここから「都市伝説」のはじまりです。


都市伝説

家族は、看護師さんが処置を行っている間に寝台車の手配を行わなければいけません。

が、

ご遺体をどこに搬送するのかを予め決めていなかった場合には、病院でも寝台車の手配を行ってくれます。

ただし・・・

病院が手配してくれる寝台業者は病院へ多額の寄付金を病院に納めていたり、病院で使う備品類(もしかして救急車など?)を寄付したりしています(都市伝説)。

寝台業者は寝台業者で、自分の懇意(ここでいう懇意とは「寝台業者に紹介料をくれる葬儀社」という意味です)にしている葬儀社を紹介してきます(都市伝説)。

当然、そういうカラクリ(ピンハネ)から、寝台業者から紹介される葬儀社は、一般的に考えても、非常に高額な代金を請求されることが多いようです(都市伝説)。


つまり、ご遺体をどこに搬送するのか、予め決めておく必要があるということです。

ここで気をつけなければいけないことがあります。

突然にお亡くなりになった場合はやむを得ないかもしれませんが、予め医師から告知等を受けており、時間的な余裕がある場合には、事前に葬儀社を決めておき、そこに寝台車を手配してもらうことが必要です。

もしも、急な死亡で、病院手配の寝台車を利用する場合でも、その場は「ご遺体を搬送してもらうだけ」にしておきましょう。

おそらくそのような場合に寝台業者は「もう葬儀社をお決まりでしょうか?」のような話をしてくることが考えられますが、一旦は 「既に葬儀社は決まっています」と断った方が無難です。
実際にはすぐに決める必要はありませんから、即決を促されてもそれに負けないようにしてください。


大切な事

最後に・・・

病院を出る時には

死亡診断書をもらうこと

を忘れずしてくださいね。


余談ですが「遺言」の話

死んでいく側が準備できることといえば、残された家族のために「遺言」を書いておくことですが、家族として余命宣言を受けた後に、病院に入院中の家族に対して「遺言」の話は持ち出しにくいということは経験上も理解できます。

なんせ本人には、

「元気に退院する」

ということを前提で接しますので・・・

なおさら、「遺言」の話をするのはやりにくい。

やはり、家族に言われる前に自分の意思でしっかりと遺言を残すことが必要なのだと思います。




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家族が亡くなったら・・・その3

2014年9月5日 By 高峰博文

犯人は俺じゃないじょ今日は、家族が自宅で亡くなった場合で、在宅医の先生がいない場合のお話です。

自宅療養中だが、通院ができるので、とくに在宅医をお願いしていない場合に、療養中の人が急に亡くなってしまうことがあります。

そんな場合に、どのようにすれば良いのかを考えてみましたが、かなりケースバイケースでの対応になることが予測されますので、基本的な考え方を示せればと思います。


在宅医がいない場合

  • 在宅医がいない場合には、
    1. かかりつけの病院やお医者さんがいる場合
    2. かかりつけの病院やお医者さんがいない場合

とが考えられますので、それぞれについて検討してみます。


「かかりつけの病院」がある場合

かかりつけのお医者さんや病院がある場合で

現在もその病院などで治療中の場合

には、

自宅で療養中に危篤状態となってしまった場合には、まずかかりつけの病院や主治医に連絡をして、自宅まで来てもらってください。

気が付いたときには、すでに息を引きとってしまっていると考えた場合でも、まずはかかりつけの病院や主治医に連絡をして自宅までくるようにお願いしてください。

いずれにしても、医師が死亡を確認しない限り、正式な死亡とはなりません。

亡くなった原因が、現在治療中の病気などによるものと確認ができれば、「死亡診断書」が作成されます。




かかりつけの病院が無い場合

自宅療養中でも、かかりつけのお医者さんがいない場合もあります。

このような場合は、

急に亡くなった場合等
、前の日まで元気だった(亡くなることが予測できかった突然死や事故死を含む)ので、亡くなることが思いもよらなかった場合

と同じ対応になります。


「急に亡くなった場合」

家庭内での事故死や、予測出来い突然死・自死を含みますが、自宅で病気療養中でもかかりつけの病院や医師がいない場合で、危篤状態となってしまった場合、及び、発見したときに生死が不明の場合には、119番に連絡します。

但し、亡くなっていることが明らかな場合には、119番ではなく、110番に連絡します。

大切な事

特に、「急に亡くなってしまった」場合のようで、110番に連絡をしなければならないような状況のときの注意点として、

ご遺体を動かしたり、移動したりすることはしないでください。

理由のいかんを問わず、不用意にご遺体を動かしたりすると、警察は「殺人の証拠を消すために動かした」と判断し、事情聴取などが不必要に長引いたり、そこで事件性が疑われる場合には、もしかするとご遺体を司法解剖を行うことも考えられます。





次回は、「ご家族が病院で亡くなってしまった場合に考えておくべきこと」を考えてみたいと思います。


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家族が亡くなったら・・その2

2014年9月4日 By 高峰博文

家族が自宅で亡くなったら家族が亡くなったら・・・その2

今日は、家族が自宅でなくなった場合の続きで、なぜ在宅医のいる方は、まず在宅医へ連絡をしなければならないのかを小説風に書いてみました。

「余計にわかりずらいわ」
と言うクレームは現在受け付けておりませんので、予めご了承くださいますようお願い致します。

それでは、始まり始まり・・・

千紗(ちさ)

暦の上ではとっくに秋になったはずなのに、昼間はまだまだ夏の忘れ物のような蒸し暑さだ。

それでも夜になると蒸し暑さも影を潜め、開け広げた窓からは、秋特有の少しだけ侘しさを含んだ初秋の声が虫の音とともに静かに響く・・・

そんな初秋の夜風にまどろむ一時が千紗も私も好きだった。

「お父さん・・」

「お父さんってば・・ちょっと来て、早く来て」

今年高校にあがったばかりの娘の声が震えていた。

妻の千紗とは、田舎の福島の小中学校の同級生だった。

私が中学校の途中で親の転勤で神奈川県に引っ越したあと、神戸で働くようになったときに偶然千紗と再会したことがきっかけで18年前に結婚した。

子どもは娘と息子、たくさん苦労もしたけれど、家族でそれなりにうまくやってきたし、これからも家族の幸せな時間が続くと疑わなかった。

1年前、千紗が倒れ入院をした。

そのときに医者から、末期のガンで、余命半年を宣告されていた。

恥ずかしい話だが、千紗が病気で倒れてから、こんなにも千紗が自分にとって大きな存在だということに気が付いた。

千紗のたっての願いで、そして在宅医や看護師さんのおかげで何とか自宅療養を続けていたが、2週間ほど前からは、素人にもわかるほど衰弱し、ガンによる痛みも、自宅ではコントロールできないほどに悪化していた。

5日前に、千紗が涙を流しながら「ホスピスへ入院したい」と声を絞り出した。

自宅での療養は限界にきていた。

明日は、千紗がホスピスへ入院する日だ。

私も子どもたちも、そして何より千紗自身が、

今夜が家族の全員で自宅を過ごす最後の夜になると覚悟もしていた。

「おかあさん・・」

声を枯らして母にすがる長女の様子と、ベットからダラッと落ちた千紗の左手が、千紗が危険な状態であることを遠目にも示していた。

急いで妻のもとへ駆け寄ろうとしたけれど、自分の体じゃ無いみたいに体が重い。




千紗の願い

「きゅ・・」

「救急車!」

近くの受話器を手にかけた。

指が震えているせいか、プッシュホンの番号が滲んで見えるせいか、最初の「1」を探す時間がもどかしい。

気が付くと酸欠状態の金魚のように、口で息をしていた。

気持ちを落ち着かせるために顔をあげて鼻から深く息を吸いこんだ。

目の前の壁に紙が貼っていた。

千紗は何でも「忘れないように」とメモにして、冷蔵庫やらテーブルの上やら、はてはパソコンのディスプレィにまで、メモを貼っていた。

私は、よくそんな千紗を笑ったものだ。

電話の上に張ってあったメモには、

「山田先生に電話」

と書かれていた。

千紗に、「私に万が一の事があったら、必ず一番最初に主治医の山田先生に連絡してね」と言われていたことを思いだした。

山田先生に連絡をすると、夜遅くにも関わらずすぐに往診にみえられ、そこで山田先生から千紗が亡くなったことを現実のこととして聞かされた。

山田先生は私たち家族に向かってか、ひとり言なのか・・

「私も色々な人の最後に立ち会っていますが、奥さんはとても安らかなお顔で眠っているようでした」

「なぐさめにはならないと思いますが、きっと最後まで家族に囲まれて幸せだったんでしょうね」

と呟かれた。



山田先生を見送り、

泣き疲れた娘と息子を寝付かせたあと、

千紗との静かな時間を、

久しぶりに二人きりの、

千紗と二人・・・

「そういえば、大人になってから初めて出会ったのも、今日のような初秋の夜だったね」

いつの間にか途絶えた虫の音のせいか、初秋の夜の風はより一層の寂しさを纏い、千紗の髪を緩やかになでて消えた。

「キミは、風とともにあらわれて、風といくんだね」

ただ、

今は千紗と二人で、千紗との時間を想い、最後の朝を惜しむだけ




千紗の願い叶わず

「きゅ・・」

「救急車!」

近くの受話器を手にかけた。

指が震えているせいか、プッシュホンの番号が滲んでいるせいか、最初の「1」を探す時間がもどかしい。

何とか119番に連絡をとり、救急車が自宅へ来ました。

救急隊員の方は、ちかくの病院へ千紗を運んでくれましたが、そこの病院はこれまで千紗が治療をしていた病院とは違うところでした。

まもなく、千紗の死亡が病院の先生によって確認されましたが、私は誰もいない冷たい病院の廊下の長いすに腰を落とし、千紗が死んだ事実を受け入れることができずにいました。

どれくらいの時間が過ぎたのだろうか?

悲しみにくれる間もなく、「藤原さん・・藤原健一さんですか?」声をかけられました。

「私、中央警察署の鈴村といいます」

「同じく、里山です」

「・・・警察の人ですか???・・」

警察の人からの突然の呼びかけでした。

鈴村と名乗る人が続けて

「いや・・・奥様がお亡くなりになったと聞きました。謹んでお悔やみ申し上げます」

「それで・・・ちょっと・・・奥様がお亡くなりになられた経緯などのお話を伺いたいのですが・・」

    ※ 救急車で病院にはこばれて、医師が死を看取ったとしても、死因が明らかでないと判断した場合(=いわゆる異常死の場合)には、医師は24時間以内に警察に届け出(医師法20条)を行わなければなりません。
    ※ 仮に、救急車で運ばれてきた方が、その病院のかかりつけの人であっても、「急死」の場合には、それが病死なのか判断できずに死因が不明と判断されることがあります。
    ※ 救急車で運ばれてきた方が、初見の方の場合には、ほぼ不審死として警察へ連絡がされます。
    ※ 警察へ連絡がいくと、警察が死体の検視をし、犯罪性の有無を調べます。同時に医師による検案(遺体の診察)が行われます。
    ※ 犯罪性が確認できない場合には、医師の死体検案によって死体検案書が作成されます。
    ※ 検案によっても死因が究明されない場合には、東京23区などの監察医制度の地域では遺族の同意がなくても監察医務院で行政解剖を行って死因を調ることがありますし、遺族の希望があれば病理解剖を行うか(有料)こともできるかもしれません。
    ※ 犯罪性があると判断された場合には、司法解剖となることもありえます(刑事訴訟法第129条)。

結局、警察からは色々な事をしつこく聞かれ、妻とも検案中だとの理由で翌朝の11時まで会わせてももらえず、それが彼らの仕事だと理解はしていても、何とも無情な時間ばかりが過ぎていきました。





・・・と言う訳で・・・

自宅療養をされている方はできる限り
「在宅医」もしくは「かかりつけのお医者さん」をもってください。

そして、もしも自宅で息をひきとったら、119番や110番の前に、必ず「在宅医」など、駆けつけてくれるお医者さんに電話してくださいね。

明日は、時間があれば「在宅医」がいない場合の話をする予定(^^;)


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家族が亡くなったら・・その1

2014年9月3日 By 高峰博文

家族が亡くなったら?朝、目が醒めたら父親が死んでいた。

平成25年も押し迫った12月12日、大阪市旭区の市営住宅の一室で「父親が死亡している」と、住人の無職男性(34)から110番があり、父親で無職(68)とみられる遺体が和室のベッドの上で見つかったそうだ。

遺体に目立った外傷はなく、長男は「12月1日午前に目覚めたら父親が息をしていなかった。引きこもりだから通報しなかった」と説明したという。

引用 msn 産経ニュース


死体遺棄

 上のニュースは、父親が死んでいることを確認しながら約11日間放置したというかなり稀な話のような気もしますが、上の長男は死体遺棄罪で取り調べを受けることとなりました。

刑法第190条

死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する。

 
上の長男の死体遺棄罪がどうなったのかは知りませんが、このケースでは単純に死体遺棄というだけではなく、不審死としても警察が取り調べたはずで、さらに、長期間にわたり父親が亡くなった事実を放置したことで、悪戯に状況を複雑化させたことになります。

では、理由のいかんを問わず、もしも自宅で家族が亡くなっていることに気が付いたら、まず何をすればよいのでしょうか?

今日から少しの間、これらについて書いてみたいと思います。

自宅で家族が亡くなる以外に、例えば

「病院で家族が亡くなった場合」、

「旅行先などの自宅から離れた場所(含む海外)で家族が亡くなった場合」、

「特別養護老人ホームなどの病院以外の施設(医者が常駐していない施設)で亡くなった場合」

などが考えられますので、自宅で家族が亡くなった場合を説明したのちに、順次それぞれの場合にどうすれば良いのかを書いていく予定です。


家族が自宅で亡くなったら

初めに確認すべきこと

自宅で家族が亡くなった経緯(状況)を確認する必要があります。

(1)

    元々病気療養中で、家庭に訪問してくれる主治医(=在宅医)がいる場合

(2)

    元々病気療養中だが、家庭に訪問してくれる主治医(=在宅医)がいない場合

(3)

    朝起きたら亡くなっていた等、前の日まで元気だった(亡くなることが予測できかった場合を含む)ので、亡くなることが思いもよらなかった場合(=急に亡くなった場合)。

※ 上記(1)の場合と、(2)の場合と、(3)の場合とではやることが変わります。

まず最初に

(1)在宅医がいる場合

この場合は、必ず、119番や110番をするよりも前に在宅医に連絡してください。

※ 理由は長くなりそうなので、明日以降のブログで書く元気があれば書きたいと思います。



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死後の世界

2014年8月14日 By 高峰博文

成仏できない今日は8月14日・・お盆の真っ最中ということで、

もしも自分が死んでしまったら?

について考えてみました。

えっ?
縁起でもない??

でもまぁ・・何時か必ずその日はくるのだから、自分のいなくなった後の世界について考えておくことは、未来を考えることだと思います。



まぁ、今日は法律とかの難しい話ではなく(いつものことか(^^;))、もっと現実的な問題の話です。

自分で蒔いた種は自分で刈り取れ

同じような意味で、
皆さまが、よくご存じな諺の「立つ鳥後を濁さず」というものがあります。

その意味は、読んでそのまま

「立ち去るものは、きちんと後始末をしておけ」

ということなのですが・・・・。

 最近では、仕事に私生活に無くてはならないコンピューター何ですが、その昔は、できあがった物を買うよりも、部品を買ってきて自分で組み立てる方が安かったので、昔から、何台も何台も作ってはバラし、バラしては、組み立てる・・・という事を繰り返していました。

 その結果として、事務所や家には、今では使わなくなった規格の部品がゴロゴロと転がっています。

 まぁ、それは良いんですが・・

問題は、ハードディスクなどのいわゆる記憶装置と呼ばれる部品についてです。

特にハードディスクは値段も安くなったこともあり、いちいちデーターを削除することも無く、どんどんデーターを集積しています。

このハードディスクが、事務所や家にゴロゴロとあっちやこっちに転がっています。

困ったことに、それら転がっているハードディスクの中に何が記憶されているのかは、コンピュータに繋いで見てみないとわからない状態となっています。

 中には物理的に壊れており、動かないものもあるのですが、大抵のものは繋げば、動くようです。

 で・・・もしも、この状態のまま・・私が突然死んでしまったら・・残されたハードディスク達はどうなってしまうのでしょうか??

 いえいえ・・勿論、物理的なハードディスクを心配しているのでは無く、その中に記録されているデーターのお話です。

 中には、人様にお見せすることができないようなものを、無きにしもあらず・・・

 また、仕事で使っていたデーターなどは、正に個人情報の塊です。

 これが自分の死後に外部に流失するような事態となったら・・・冷静に考えると、これはちょっと恐ろしい事態になることに気が付きました。

 まぁ・・死んだ後だし・・どうでも良いと言えば、どうでも良いのですが、やはり紳士たるもの、死んだ後に「げ~~~~っ」と思われるのも・・・ちょっと悲しい・・・

 「立つ鳥後を濁さず」の諺にならい、少しずつでも整理してみたいと思います。

 懸命なる皆さまにおかれましても、同様に、自分亡き後のコンピューターのデーターにつき、今から何らかの手を打っておくべきかもしれません。

ところで・・・

電脳世界を彷徨うデーター

ここまでのお話は、言ってしまうといわゆるローカルの問題なのです。

ここから先は、ローカルよりも厄介な、オープンの問題を書いてみます。

最近はやりのクラウドサービス・・利用していますか??

「クラウド」=「インターネット」上で、行われる色々なネットワークサービスの事です。

 この中でも利用することが多いのが、「エバーノート」や「ドロップボックス」・「シュガーシンク」などの、オンラインストレージ(インターネット上にある、記憶スペース)でしょうか?

 このオンラインストレージ・・大変便利で、データのバックアップなどに大活躍しているのですが、これも自分が生きていれば良いのですが、急に死んじゃった場合・・どうなるのか???

 まぁ、第三者が勝手に自分のオンラインストレージのIDとパスで、アクセスして勝手にデーターをどうこうするということは考えずらいのですが、少なくとも有料オンラインストレージの場合は期限がくればデーターが削除されるかもしれません。

 無料のオンラインストレージならば、おそらくそのオンラインストレージ運営会社が、倒産でもしない限りは、逆にず~っとそこにデーターが存在することになります。

 つまり・・例えば、オンラインストレージに家族の写真を保管している場合に、勝手にその写真データーが消えると困っちゃいますよね。

 また別の問題では、そのオンラインストレージに家族の写真があることを自分以外の誰も知らない場合には、結局、そのデーターは無いのと同じことじゃないのか??

とも言えるし・・・

そのデーターが誰も管理していない状態で、消えないまま、ネット上にあるというのも・・・何やら気持ち悪く、成仏できなくなりそうだ・・

 そして、もう一つ・・いわゆるソーシャルネットワーキングサービスやブログなどをしている場合に、そのSNSを退会したり、ブログを削除したりしないまま、死んでしまうと、それが存在する限り、何時までも自分の書き込んだ事が残ってしまうということになります・・・

 それを何とも思わないのであれば・・いいのでしょうが・・個人的には・・あまり望ましいとも思えませんし・・・。

じゃ・・・どうするのか???

 遺言の一部に、オンラインストレージのIDとパスとかパスとかを入れておくわけにもいかず・・・でも何らかの形で・・後の処理が出来るようにはしておきたいと考えるのですが・・・何か良い方法はないものでしょうか?

新しい事業を思いついた

あぁ・・そうだ!!

いっそのこと、IDとパスの管理委託(信託でもええか?)を受けて、委託者が亡くなったら、預かったIDとパスとパスでクラウドのデーターを消しまくる・・っていう事業でも起こそうかしら?

ん・・・「生きている間に中身を見られると困る」・・ですか??

大丈夫ですよ。

司法書士には守秘義務がありますから、中身を見ても誰にも言いません(笑)

イヤイヤ・・中身は見ません・・確認するだけです(爆)

死後の世界

とは言っても・・

あの世という意味ではなく、自分がいなくなった後の現世という意味

ですが・・

自分の死後、パソコンなどもデーターから「え~っ・・こんな趣味だったのか?」と笑われないように、要らなくなったファイルや、他人に見せることが出来ないファイルは少しづつでも処分しておいたほうが良さそうです。

皆さまも、一度パソコンなどもデーターの大掃除をしませんか?

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