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「信号サイクル」の話

2014年9月19日 By 高峰博文

俺の信号が青だった報道によると、仙台市の市立中学校で7月、社会科の50代の男性教諭が、日中戦争時に旧日本軍の南京占領下で起きたとされながら存否でも議論がある「南京事件」について、「1000人の婦人が強姦された」とする真偽不明で残虐性を強調する資料などを使って授業を行い、一部の保護者から抗議を受けていたと報道されています。

南京事件に限らず過去の色々な歴史の真偽については、国であり、それぞれの立場で様々な意見があることに目を向ければ、そのような問題はとても史実として教えることができるものではないはずです。

それを踏まえてもなお教えるのであれば、当事者双方で食い違っている問題については、その背景にあることに目を向け意識しながら、双方の意見を丁寧に教えることを心がけなければ、たんに教師個人の意見を押しつけているだけになる危険性があることを、とくに学校の先生には意識して頂きたいものです。

まぁ、今日はそういうよくある意見の食い違いがおこる交通事故の一つのお話です。


信号を無視したのはどっち?

交通事故で、争いになることが多いのが、信号機のある交差点での交通事故で「どちらが信号を無視したことによっておこった事故なのか?」ということです。

例えば、人通りの無い夜道の信号機のある交差点で、一方は「南から北へ直進」し、もう一方は「西から東へ直進」していた場合で、交差点の真ん中で車どおしが衝突し、交通事故となってしまった場合。双方とも「自分の進行方向の信号が青だった」と言い張る場合があります。

勿論、だれか事故を目撃した、客観的な第三者がいればその人の証言でどちらが嘘をついているのかを判断することができる場合もありますが、誰も事故を目撃していないこともよくある話です。

誰も目撃者がいなければ、どちらの言い分が正しいのかをどのように判断すればよいのでしょうか?

ここで「信号サイクル」の話が重要となります。


信号サイクルとは?

信号サイクルとは、信号機が「青色」→「黄色」→「赤色」と一巡することを言います。

別の呼び方で「信号周期」と呼ばれることもあります。

信号サイクルは、交差点の大きさや、車やバイクの交通量、そして歩行者が交差点を横断する時間などを考慮して設定されています。

つまり、昼と夜、平日と休日とで交通量や、歩行者の数などが変わることを前提に、同じ交差点でも、時間帯や曜日によって信号サイクルには違いがあると考えるべきです。

このため、交通事故が発生した時の信号サイクルと、後に現場を確認したとしても、その時の信号サイクルとでは違う可能性があります。

では、交通事故の発生した日時における信号サイクルを調べることはできないのでしょうか?


信号サイクルの調べ方

交通事故の発生した日時の信号サイクルがわかれば、どちらが信号を無視していたのかを客観的に証明することができる可能性がでてきますので、何とかそれを調べる方法は無いのか?・・と考えますよね。

実は、信号サイクルを調べる方法があります。

信号サイクルを調べるには、各都道府県の警察本部等に対して、情報公開条例に基づき「信号サイクル」の開示請求が可能です。

また、弁護士に依頼した場合には、弁護士会をつうじて照会することもできます。

信号サイクルは万能か?

では、信号サイクルを入手できたとして、それがあれば相手方の嘘を暴くことができるのか?・・ということですが、実際の話としてはそれほど簡単なことでもありません。

信号サイクルを手に入れたとしても、その信号サイクルと当事者双方がどの程度の速度で走り、かつ、交通事故現場の手前の信号機の状況から交通事故現場の信号機がどうであったかを予測することとなるのですが、これはあくまでも予測であって絶対とは言えないのかもしれません。

しかし、たとえそれば予測の範囲をでることは無いにしても、信号サイクルを入手し、事故現場の状況を示すことができるのであれば、相手方との交渉のカードにはもちろんのこと、裁判の証拠資料として提出できますので、信号機のある交差点で交通事故を起こしてしまい、かつ、相手方と信号機の色について争いがあるような時には、この「信号サイクル」の話を思いだして頂ければ幸いです。



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今日の1曲

Jeff Beck With Stanley Clarke

2006年のライブのようです。

ベックのストラトが泣き、クラークの、アレムビックが弾ける

どちらもさすがです。
 

  
  
  

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