突然ですが・・・
「善意」の意味
下記(1)及び(2)の文章を読んで問題に答えてください。
(1)盗品を善意で買い受ける
(2)盗品と知りつつ善意で買い受ける
問題1
上の(1)及び(2)の二つの文章で使われた「善意」という言葉の意味は同じ意味で使っていますか?
問題1の答え
物差し
物事を正確に理解するためには、
それを理解するための物差しを同じものにする必要があります。
違う物差しで話をしていても、お互いが全く違う意味で理解しているため、全く話がかみ合わない・・
ということになります。
もっとも、相手が色眼鏡を掛けている場合には、その色眼鏡を外してもらわないとまともな話合いができないのはいうまでもありませんね。
問題1の答え
この二つの文章では「善意」を同じ意味で使っています。
つまり、
AがCから盗んだものだと知っていたのだが、BはAの色々な事情を考慮して善意で買ってあげた・・・
ということを書いています。
ようするに、
(2)は(1)の文章をよりわかりやすく表現したものです。
しかし・・・もしも・・・
これを読んだあなたが、司法書士とか弁護士とか・・法律に関係する仕事をしている人や、法律の勉強をしたことがある人の場合には、上の二つの文章で使った「善意」という言葉には全く違う意味もあると考えたはずです(笑)
法律的に考えた場合には、
(1)の「盗品を善意で買い受ける」の「善意」は、「盗品とは知らずに」の意味にとります。
この、
法律の勉強をしている人にとっては「当たり前だのクラッカー」なことでも、法律の勉強をしたことがない人にとっては???????ってことになりますね
つまり、
同じ言葉でも使い方でも全く意味が異なっていることがある
・・ということです。
今日のまとめ
時には、自分の物差しで勝手に解釈せずに、相手の物差しを意識しながら考える必要もあるのではないだろうか?
ということを忘れずに生きましょう。
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