朝、目が醒めたら父親が死んでいた。
平成25年も押し迫った12月12日、大阪市旭区の市営住宅の一室で「父親が死亡している」と、住人の無職男性(34)から110番があり、父親で無職(68)とみられる遺体が和室のベッドの上で見つかったそうだ。
遺体に目立った外傷はなく、長男は「12月1日午前に目覚めたら父親が息をしていなかった。引きこもりだから通報しなかった」と説明したという。
引用 msn 産経ニュース
死体遺棄
上のニュースは、父親が死んでいることを確認しながら約11日間放置したというかなり稀な話のような気もしますが、上の長男は死体遺棄罪で取り調べを受けることとなりました。
上の長男の死体遺棄罪がどうなったのかは知りませんが、このケースでは単純に死体遺棄というだけではなく、不審死としても警察が取り調べたはずで、さらに、長期間にわたり父親が亡くなった事実を放置したことで、悪戯に状況を複雑化させたことになります。
では、理由のいかんを問わず、もしも自宅で家族が亡くなっていることに気が付いたら、まず何をすればよいのでしょうか?
今日から少しの間、これらについて書いてみたいと思います。
自宅で家族が亡くなる以外に、例えば
「病院で家族が亡くなった場合」、
「旅行先などの自宅から離れた場所(含む海外)で家族が亡くなった場合」、
「特別養護老人ホームなどの病院以外の施設(医者が常駐していない施設)で亡くなった場合」
などが考えられますので、自宅で家族が亡くなった場合を説明したのちに、順次それぞれの場合にどうすれば良いのかを書いていく予定です。
家族が自宅で亡くなったら
初めに確認すべきこと
自宅で家族が亡くなった経緯(状況)を確認する必要があります。
(1)
- 元々病気療養中で、家庭に訪問してくれる主治医(=在宅医)がいる場合
(2)
- 元々病気療養中だが、家庭に訪問してくれる主治医(=在宅医)がいない場合
(3)
- 朝起きたら亡くなっていた等、前の日まで元気だった(亡くなることが予測できかった場合を含む)ので、亡くなることが思いもよらなかった場合(=急に亡くなった場合)。
※ 上記(1)の場合と、(2)の場合と、(3)の場合とではやることが変わります。
まず最初に
(1)在宅医がいる場合
この場合は、必ず、119番や110番をするよりも前に在宅医に連絡してください。
※ 理由は長くなりそうなので、明日以降のブログで書く元気があれば書きたいと思います。
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