ご存じの方も多いと思いますが、
民法の
おもに債権法部分の改正
法案がいよいよ年内にも国会に上程される予定となっています。
まだ一部にもう少しつめておかないといけない部分もありますが、大筋でどのように改正されるのかについてはほぼ固まっています。
民法は、
私たちの生活に非常に密接に関係し、
普段の生活の基本的な約束事を決めている法律といえます。
このため、民法の改正は、
私たちのような法律でご飯を食べている一部の人間だけでなく、
国民全員の生活に直接影響
します。
また、
6法と呼ばれる重要な法律の一つでもある民法の改正によって、
民法以外の様々な法律にも色々と影響を及ぼすことが予想されています。
今回の民法の改正は、
「社会や経済の変化への対応」、
及び、
「国民一般によりわかりやすいものとなるように」
等の観点から行われます。
「国民一般によりわかりやすいものとなるように」の意味
わかりやすくと言っても、
「誰もが条文を読めば、その条文を理解できるようにする」
という意味ではなく、
「判例法理の明文化や法律実務でのルールの明文化などを踏まえた論点の整理など法律を運用していく上でのわかりやすさ」
という意味ですので、
民法を理解するためには一定以上のお勉強が必要なことにかわりはありません。
法律の改正で大切なこととは?
民法に限ることではありませんが、
法律が改正されたり、新設された場合に気をつけないといけないこととは・・・
法の不知は救済しない
ということで・・・
そんな法律知らなかった・・・
なんて言い訳は通用しないということです。
もっとも、民法という国民生活にもっとも身近な法律が変わったからと言って、
普段の生活においてそれほど神経質になる必要もありません
が、
普段とは違う・・・何らかの法律行為を行わなければならなくなったときに、
今日の話を思いだして頂き、
必要に応じて司法書士や弁護士などに
ご相談いただけますよう御願いして今日のお話は終わります。
なお、
民法改正で抑えておいた方がよさげなところは、
できるだけわかりやすく
今後ボチボチと書いていきたいと思います。
なんせ、
実際に改正民法が施行されるのは、まだ2~3年以上先の話ですので・・・(笑)
相談のご予約メールフォームはこちら
「有料電話相談」はこちら
今日の一言
「道しるべ、街灯けむり、冬の雨」
今日の一曲
Steely Dan: Peg
コメントを残す