今日の相談
離婚した元夫が養育費を支払ってくれなくなったが、電話もつながらないし、今何処に住んでいるのかわからない・・どうすれば良いのでしょうか?
という相談がありました。
とりあえず、
元夫がどこにいるのか?
が問題です。
元夫の現在の住所地を調べる方法を考えてみましょう。
まず、離婚の際に養育費に関する取決めをどのような形で行ったかによって微妙にやり方が変わります。
- 協議離婚で、養育費に関する取決めは口頭で行った。
- 協議離婚で、養育費に関する取決めは書面にしている。
- 協議離婚で、養育費に関する取決めは公正証書にしている。
- 調停離婚で、養育費に関する取決めは調停調書に記載されている。
- 審判離婚で、養育費に関する取決めは審判書に記載されている。
- 裁判上の離婚で、養育費に関する取決めは判決書に記載されている。
だいたい上記のように区分されると思いますが、今日はザックリとお話します。
元夫の住所の調べ方
一番確実な調べ方としては
- 「戸籍の附票」
- 「戸籍の請求」
- 「住民票の除票」
- 「住民票」
を取得することにより、住所を調べることができる場合があります。
元夫の「本籍地を知っている」場合
元夫の本籍地を知っている場合には、その本籍地の市区町村に対して、正当な理由を説明した上で、「戸籍の附票」の交付を請求しましょう。
戸籍の附票には、住所の移転がすべて記録されているので、現住所まで確認することができます。
- 既に転籍している場合は、追っかけていきましょう。
元夫の「以前住んでいたところを知っている」場合
元夫が以前住んでいたところを知っているのであれば、その市区町村に対して正当な理由を説明した上で、、「住民票の除票」の交付を請求しましょう。
住民票除票には、転出先や本籍地が記載されていますので、それらの情報に基づいて上記の方法で追いかけていくことができます。
もっとも、住民票の除票は、原則として5年程度しか保存されていない市区町村長が多いので、保存期限が経過している場合には、他の方法を考える必要が。
元夫がどのあたりに住んでいるのかについて「市区町村程度は分かっている」場合
元夫が住んでいる市区町村程度は知っている場合には、その住民登録のある市区町村に対して、正当な理由を説明した上で、元夫の「住民票」の交付を請求することにより、現在の正確な住所を知ることができる可能性があるかも・・・
何もわからない場合
あなたにとっての義理の父親であったもの、つまり元夫の父親の戸籍を追いかけるという方法も考えられますが、これは個人では・・・というより今の時代は色々と難しいかもしれませんね。
まぁ、今日の話は一例ですので・・・
養育費を支払わない元夫に対して養育費の請求をしたい場合には、お近くの司法書士にご相談ください。
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今日の一言
「忘れ路の、想いで淡く、夢朧」
今日の一曲
ISSA×SoulJa+ROLA / i hate u
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