第一幕
昨日の夜遅くに、歩いていました。
このあたりは田舎なもんで、主要な幹線道路以外は、車の通行もまばらです。
テクテクと歩いていますと、目の前の信号機が赤でした。
一旦は信号に従い止まったものの・・・
右を見ても・・
左を見ても・・
上を見ても・・
下を見ても・・
後ろを見ても・・
車はおろか、人っ子一人いません。
さて・・・
この状況でバカみたいに信号に従うことは無駄だと思いませんか?
もちろん、これは明らかなルール違反です。
でも、私は信号を無視して歩きはじめました。
第二幕
一昨日のことです。
地元でやっている「司法書士無料相談会」がキャパシティ一杯一杯予約が入り結構終わるのが遅くなりました。
お腹を空かせた私は、家へと急ぎ車を走らせます
このあたりは田舎なもんで、主要幹線道路以外は車の通行はまばらです。
その時も、前方の信号が赤だったので止まりました。
が・・
右を見ても・・
左を見ても・・
上を見ても・・
下を見ても・・
後ろを見ても・・
車はおろか、人っ子一人いません。
しかし、私は信号を守ります。
第三幕
今日の朝・・・
ふと、一昨日と昨日のことを思い出しました。
状況としては全く同じなのに、なぜ信号を守ったり守らなかったりするのでしょうか?
という自分に対する疑問が湧き上がってきました。
一昨日と昨日とで何が違うのかといえば、自分自身の境遇が弱者なのか強者なのかという違いです。
弱者と強者の意味ですが・・
歩行者が弱者
車が強者
という意味で使っています。
まぁ、
本質的に歩行者が弱者と言い切れない部分があるにしても、もしも事故が起こった時のことを考えてみれば、怪我をするのは圧倒的に歩行者である人間の側です。
以上を踏まえて考えた時に、
弱者である歩行者の立場で信号無視をした場合と、強者である車の立場で信号無視をした場合とでは自分が受ける損害と周りに及ぼす損害とに大きな違いがあることがわかります。
これら一連のことから、
自分の立ち位置が強ければ強いほど、より自制心が必要であり、より慎重さが要求されるということだと理解しました。
法律相談
仕事柄、いろいろな相談を受けさせて頂きます。
この相談業務も司法書士にとって大切な仕事だと考えています。
この相談業務ですが、私たち司法書士(もちろん弁護士もその他いろいろな立場で色々な相談をうける人の全てが・・)として、相談を受ける側の人間が偉いとか・・そういう意味ではなく・・否応無く、相談を受ける側のその立ち位置は相談者よりも強い立ち位置になってしまっています
つまり、相談業務における私たち司法書士という資格者は、その立ち位置ゆえに普段の業務以上に
丁寧な対応であり・・
慎重さであり・・
分かりやすさであり・・
人の話を傾聴する姿勢であり・・
を意識して
「相談に来てよかった」
と思っていただけるようにしなければいけないのではないだろうか?
と
改めて気が付いた・・・
というお話でした。
兵庫県播磨地区で司法書士が行う無料相談会
兵庫県司法書士会 播磨地区では司法書士有志が
毎月 第2、第4の火曜日の18時~
加古川勤労会館
にて、無料相談を行っていますのでお気軽にご利用ください。
相談予約専用電話番号
079-454-0866
ところで・・
赤信号みんなで渡れば怖くない
という言葉がありますが・・・
賢明なる皆さまにはすでのおわかりのとおり、もちろん今日の話はそんな話ではなく、信号無視を助長するものではありません(爆)
それでは、今日も元気に働きましょう( ´ ▽ ` )ノ
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今日の一曲
絢香 – 三日月
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