広島でおこった大規模な土砂災害で被害を受けられた人へ心よりお見舞い申し上げます。
ニュースなどで報道される被害の大きさに、少しでも早い救援を復興ができることをお祈りしております。
被害の大きさ
報道を見る限りでは、今回被災された地域の多くが、高度成長期以後に山をきり崩したり、山すその田んぼを埋め立てて、新たに造成された土地のように見えけられます。
また最近になって開発された地域もあるようで、そういうまだ新しい家なども土石流によって倒壊してしまっているさまは、阪神淡路大震災で多くの家屋が倒壊してしまったことを思いおこさせます。
ただ、阪神淡路大震災のような地震被害とは違い、被災地が地震ほど広範囲にわたるわけではなく、ある意味で限られた範囲内での被害とも言える土砂災害ですが、現実に被害を受けた地域では、地震による被害と同等か場合によっては土砂の後始末などを考えるとそれ以上の被害を被るわけで、土石流の被害の大きさと深刻さに驚いています。
被災地の復興
まだ被災から時間が経っておらず、まだ身の回りのことに追われる日々が続くことと思いますが、ある程度の時間が経過すれば、今度は復興に向けて歩き出されると思います。
また、阪神淡路大震災のときにも、家具や衣装・・家族の写真など、生活の基盤そのものを失い精神的な負担から体調を崩された方も多くいらっしゃいましたので、今回の土石流などで被災された方々のメンタルへのケアも必要になってくると考えます。
これからの、長い復興への道を歩まれる被災者の皆さまが、一日でも早く穏やかな日常を取り戻されることができるよう、税金の減免などを含む国などの行政が素早い対応をとり、被災者を支援することを期待しています。
復興に際して、色々な問題が噴出すると思われます。
特に、すぐ問題となりそうなことが、「住宅ローンの支払いの問題」やら、「借地借家の問題」などの「住」の問題です。
司法書士会の役割
私たち司法書士は、その職責からも法律相談などで被災者の皆さまへ一定の役割を果たさなければなりません。
現実に、阪神淡路大震災の時には、兵庫県司法書士会へ色々な相談がありました。。
今回の災害については、広島県司法書士会が、被災者への救援体制を構築されると思いますが、必要があれば兵庫県司法書士会への救援要請をして頂ければと思います。
安全な街作り
今後の復興にあたり、場合によっては、地域をあげての「再開発の問題」が浮上してくるかもしれません。
より災害に強い街作りを官民で力を合わせて作っていってほしいと思います。
もっとも、最近は昔と違い、何やら不安定なお天気ばかりで、広島のみならず、福知山など日本の至る所でも災害が発生しています。
自然の猛威の前では何ができると言う訳でもないかもしれませんが、「緊急時持出しバック」程度の準備なら誰でもできますので、やっておいて損は無いと思います。
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