人生は選択の連続
この歳になっても、色々とやりたい事が沢山あるのですが、如何せんそれらを処理する能力も無く、残された時間もそれほど多くは無いようだ・・
どこかで人生の四捨五入・・何をして、何をしないのか?
・・という選択をしなければいけないのだろうが・・
まぁ、そんな大きな話もさることながら、
朝起きること
朝ご飯を食べること
仕事に向かうこと
寝ることさえも含め、自分の行動の全ては、その時々の選択に従って動いています。
結局、人生は常に選択の連続とも言えるんじゃないか?
私たちの社会
原因は色々とあるかもしれないが、それらの選択ができなくなった時、若しくは、選択したことが出来なくなってしまった時が来るかもしれない。
普段何気なく行っている、スーパーやコンビニでもお買い物など、その都度ごとに契約書を作ったり、印鑑を押したりはしませんが、契約行為という法律行為を行っています。
私たちは「法律行為を前提」とする社会に生きています。
例えば、コンビニに飲み物を買いに行き、偶然、美味しそうなスイーツが目に入ったときに
「コンビニで美味しそうなスイーツを買う」という選択
もできれば、
「コンビニで美味しそうなスイーツを買わない」という選択
もできます。
ここで、「スイーツを買う」と選択をした場合には、コンビニに代金を支払い、「スイーツ」を購入する(これを売買契約といいます)という、法律行為を行っています。
「スイーツを買う」ことで、美味しいスイーツを食べることができるようになりました。
とうぜん、「スイーツを買わない」という選択をした場合には、美味しいスイーツを食べることはできません。
このように、自分が行った選択(行為)の結果が、どのように自分に影響を及ぼすのか?・・ということを判断できる能力を、判断能力といいます。
問題となるのは、この判断能力が衰えていたり、不十分な場合です。
当然、判断能力が不十分な場合、そのことによって、不必要なものを大量に買い込んだり、場合によっては、他人から騙されたりするなどの不利益を被ってしまうおそれがあります。
成年後見制度
「成年後見制度」とは、
判断能力が衰えたときに、法律面や生活面で保護したり支援したりする制度
のことです。
すでに判断能力が不十分な人に代わって法律行為をしたり、判断能力が不十分な人が騙されたり被害にあった契約を取消したりする制度を、法定後見制度といいます。
今は元気で、判断能力にも問題は無いが、もしも将来に判断能力が不十分になった時に備えておくための制度を、任意後見制度といいます
司法書士と成年後見制度
私たち司法書士は、成年後見制度が必要な人が成年後見制度を利用できるように準備しています。
成年後見制度の詳細やご相談はお近くの司法書士事務所までお気軽にお問い合せください。
ところで、
あと何年、司法書士として働けるのかはわかりませんが、限られた時間の中で、どこに力を注ぐのかはとても重要なことだと思います。
まぁ、能力的なことや、今日を生きるための糧を稼ぐ必要もあり、色々と現実と向き合わないといけませんが、ありがたいことに、私には選択をする自由があります。
少なくとも、司法書士という仕事を選択し、現実にそれをやれていることに感謝しながら、与えられた役割をしっかりと果たしていきたいと考えています。
まぁ、言っても・・そんなにたいそうな事じゃないか・・・
とりあえず・・・「働く」・・・という選択から初めてみます(笑)