老若男女を問わず、ほとんどの人が乗る自転車ですが、最近は自転車を加害者とする交通事故で非常に高額の賠償金の支払いを命じる裁判が散見されます。
自転車の内・・一番多いのが俗に言う「ママチャリ」だと思います。
このママチャリを新車で買う際に自転車屋さんから「TSマーク付帯保険」への加入を勧められた経験があると思いますが、皆さまは、この「TSマーク付帯保険」に加入されていますか?
ちなにみ、この「TSマーク付帯保険」に平成26年10月1日以降に加入(契約の更新)した場合、一部の補償額に変更が生じましたので覚えておいて損はありません。
TSマーク付帯保険
この「TSマーク付帯保険」には保険料と補償内容の違いで、
「青色TSマーク付帯保険」
と
「赤色TSマーク付帯保険」
の二種類があります。
ところで、皆さんは平成26年10月1日に以降に貼付した「赤色TSマーク付帯保険」の補償内容に変更があったことをご存じでしょうか?
TSマーク付帯保険の補償額
それでは、青色・赤色の各TSマーク付帯保険の補償額を確認しておきましょう。
青色TSマーク付帯保険
「青色TSマーク付帯保険」
傷害補償 |
入院15日以上 → 一律1万円 死亡・重度後遺障害(1~4級) → (一律)30万円 |
---|---|
賠償責任補償 | 死亡・重度後遺障害(1~7級) → (限度額)1,000万円 |
旧赤色TSマーク付帯保険
「赤色TSマーク付帯保険」
傷害補償 | 入院15日以上 → 一律10万円 死亡・重度後遺障害(1~4級) → (一律)100万円 |
---|---|
賠償責任補償 | 死亡・重度後遺障害(1~7級) → (限度額)2,000万円 |
新赤色TSマーク付帯保険
「赤色TSマーク付帯保険」
傷害補償 | 入院15日以上 → 一律10万円 死亡・重度後遺障害(1~4級) → (一律)100万円 |
---|---|
賠償責任補償 | 死亡・重度後遺障害(1~7級) → (限度額)5,000万円 |
被害者見舞金 | 入院15日以上 → (一律)10万円 |
この「TSマーク付帯保険」・・できれば「赤色TSマーク付帯保険」に加入して頂き、万が一のときに備えてほしいとおもいますが、ここで注意点を・・・
TSマーク付帯保険の補償の内容について
(1) 傷害補償
- TSマークが貼付されている自転車に搭乗している人が、交通事故によって事故の日から180日以内に入院、死亡又は重度後遺障害を負った場合は、次の表の金額が一律に支払われます。
(2)賠償責任補償
- TSマークが貼付されている自転車搭乗者が第三者に死亡又は重度後遺障害を負わせたことにより、法律上の損害賠償責任を負った場合に支払われます。
(3) 被害者見舞金
- TSマークが貼付されている自転車搭乗中の人(加害者)が第三者(被害者)に傷害(入院加療15日以上)を負わせ、法律上の損害賠償責任を負担した場合に支払われます。
そして
もっとも大切なこと
※「TSマーク」の有効期間は、TSマークに記載されている点検整備の日から1年間です。ぜひ年1回は点検整備を受けてTSマークを更新してください。
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今日の一言
「期限過ぎ、知らずに事故で、泣きを見る」
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