一人親方
今日は、労働関係のお話を
建設業などでは、よく「一人親方」という言葉を聞きます。
この「一人親方」は、通常「請負」と呼ばれるもので、通常は発注元建設会社から仕事を受注して、発注元建設会社とは独立した「職人(個人)」という形で仕事を行っています。
しかし,この「一人親方」と「発注元建設会社」とが、文字どおり完全に独立したものであるか否かにより、「一人親方」と「発注元建設会社」との関係が変わってきます。
大方の目安としては、
「仕事道具は誰もの?」
「報酬の支払い方?」
「専属で仕事をしているか?」
「出退勤の管理は誰がしているか?」
等から判断をすることとなります。
一人親方がケガをした場合
この「一人親方」が,ケガをした場合に,発注元の労災保険を使えるか否かも,上記のことを総合的に判断する必要がありますので,形式上「一人親方」という形で働いていたとしても,もしかすると発注元の労災保険を使って頂ける可能性もなきにしもあらずですので,名ばかりの「一人親方」の場合には,発注元建設会社とよく話し合うようにしてください。
ただし
基本的には,雇用関係がない「請負」の労災は請負者の責任
となります。
また、「一人親方」であっても、
労災に特別加入する制度
があります。
いわゆる「一人親方」は、事業主の労災は適用されませんのが、労災特別加入をしておくと労災保険が適用されますので、特別加入制度は検討する値打ちがあります・・・というより加入をお薦めします。
ところで・・
インターネットを含む「IT化」が進む中で,仕事のあり方や関わり方も否応なく様々な変革が求められていると感じる今日この頃、「人と人の繋がり方」も従来よりも様々な形がとれるようになりました。
私たちもこれまでの価値観を疑う必要があるのではないでしょうか?
もっとも「人と人の繋がり」が大切であることは変わりませんし,今後はより重要性を増していくと考えています。
・・ということで・・・
「いつも色々と有難うございます」
皆さまに,感謝の気持ちを伝えたいと思います。
相談のご予約メールフォームはこちら
コメントを残す